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解決すべき社会問題の現状
高次脳機能障害者は、特に軽度の場合、医療の現場では診断を見過ごされたり、生活の場では必要な支援を受けられなかったりします。 また、精神障害とも身体障碍とも違うので、現状ある制度のはざまに陥り、利用できる社会資源が乏しいのが現状。 さらに「軽度だから大丈夫よ。そのうち慣れるから。」などと軽く言われることもあります。
このように、高次脳機能障害の当事者は、退院した後、特に就労の場で起こる障害による困りごとを、周囲の人にわかってもらえずに苦しんでいます。
一方、医療者や支援者も、一見何の問題がないように病棟生活を送っている目の前にいる患者さんが、 生活の場に戻ったら、いったい何に困るのか、知らない、想像を巡らせてもなかなか分からない、 分かっても今何をしてあげられるのか分からないという状態。

<りじょぶ脳ケア>発足!
「では、その見落とされた隙間を、誰かが埋めなければ!」 こうして立ち上がったのが、当事者と支援者が共に学び合う場〈りじょぶ脳ケア〉です。 お互いの困りごとに向き合い、お互いから学び合い、それぞれの立場で出来ることをして、 今ある隙間を埋めよう!というのが〈りじょぶ脳ケア〉の理念です。

理想の未来
今までは、距離がある2点の狭間を埋めるには、2点の中間地点で落ち着かせるため、どちらかが妥協する必要があったと思います。 しかし、今時代は変わり、距離ある2者が学び合うことで、どちらからも等距離の第3案を生み出すことができるのです。 脳コワさんでは、その第一歩として、お互いにお互いの立場を分かり合うこと、そして今までになかった新しい視野を手に入れることができます。 どうぞ〈りじょぶ脳ケア.com〉をどんどん活用してくださいね。 このサイトで学んだ知識が、皆さんの明るい未来への架け橋となりますように。

発起人プロフィール

西村紀子 先生
1992年 大阪大学人間科学部卒業 2003年 言語聴覚士 取得。 老人保健施設、療養病院、一般病院、回復期病院、脳神経外科病院に勤務。 2018年 NPO法人Reジョブ大阪を設立。 高次脳機能障害者、失語症者の社会復帰支援、家族のケア、啓発を理念に、当事者会、講演やイベントなどSNSを使って広く活動。 2020年には「失語症の日」認定に関わる。 現在、当事者や家族が障害について学び、自立した生活を支援するオンラインスクール「脳ケアゼミ」を開始。 2019 年(株)くるみの森を設立。 オンラインでの言語リハを事業化。